ごあいさつ new!
わたしが、来年に広島で舞台を創る機会をいただいて、先日も広島に数日間滞在しました。それまで広島の舞台芸術の状況についてはほとんど無知で、そもそも京都にいて広島の情報に触れる機会がなかなか無いので当然といえばそうなのですが、実情を目の当たりにしてその活発さに驚きました。
逆に考えると、多くの広島の方にとって「京都の演劇状況」は未知なはずです。お互い知り合うだけではあまり変化もないですが、そこに人の行き来が始まれば地域と地域の連携といったものも考えられるのではと思います。例えば一つの舞台作品を両都市で上演するということ。いわゆる他地域公演や旅公演のように、どこからかやってきた客人が公演をして去っていくという一過のものではなく、準備段階からお互いが関わりあって成立するような舞台上演です。そうしたものの第一歩として知り合うということ、そのうまい方法はないかと考えています。
アトリエ劇研ディレクター 田辺剛