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若手俳優育成プログラム

2014年3月から始まった新たな試み。将来、俳優や演出、プロデューサーなど、演劇や舞台芸術に関わることを仕事にしていきたい若手を対象に、ワークショップや講座などの研修を実施する。メンバーを固定した上で、専門的で質の高いワークショップや講座を共有することで、若い才能の技術や意識の向上と活躍機会の拡大を目指す。「支援」の側面を強めたプログラム。
受講者は、京都および関西を拠点に活動する、演出家・劇作家・プロデューサーから推薦を受けた者およびオーディションで選抜された者で構成され、演劇の基本である「演技」技術を磨くとともに、演劇や舞台芸術の魅力や可能性について考える。受講者は2年程度固定し、期間終了後も数年にわたって、何らかの支援を継続する予定。

受講生紹介(2016年度)

このページでは、今年度の受講者を紹介するとともに、彼らの活動に興味を持ってもらえるよう、出演情報等の「これからの活動」についても紹介していきます。

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ザキ有馬

1987年、徳島生まれ。生後三ヶ月から高校までを神奈川で過ごす。
大学進学を機に大阪へ。卒業と前後して劇団有馬九丁目を旗揚げ。またステージタイガーへも所属し、両団体で演出、役者を務める。おうさか学生演劇祭Vol.5参加作品「スターラインエクスプレス」にて優秀演出賞受賞。ロクソドンタアワード2012後期にて2位入賞。ステージタイガーでは「LINX'S TOKYO」に参加。若手ながらも劇団初の東京遠征で演出を務めた。

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前田愛美(まえだまなみ)

1987年、福井県に生まれる。
大学で演劇を始める。同志との劇団、tabula=rasaの終了後、所属なし。転機となった作品にF/T12「言葉」村川拓也演出。自作品「対人関係について」。最近の出演に、岸井大輔個展にて「ポロポロ~戯曲『記憶の再生』を巡る~」伊藤拓也演出など。

出演予定
Voga 第12回本公演『Social walk』
2016/5/20~31
京都・石清水八幡宮野外特設舞台
詳細→こちら

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菅一馬 (すがかずま)

1990年生まれ。京都精華大学出身。近年の出演作は、デ・3「ルーペ/側面的思考法の発見」(2012)、デ・5「野へ」(2013)、デ・6「もう、これからは何も」(2014)、下鴨車窓♯12「漂着(island)」(2015)、居留守「ベルナルダ家」(2015)、など

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オガワアキヒロ

1992年生まれ 兵庫県出身。京都工芸繊維大学入学と共に演劇を始める。
俳優として、京都小劇場や映像作品を中心に活動。
大学を拠点に演劇活動する団体「ヲサガリ」を主宰し、作・演出を務める。
京都学生演劇祭に4年連続出場中。


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飯坂美鶴妃(いいざか みずき)

1989年生まれ、静岡県出身。高校より演劇を始め、大学時代は立命館大学の演劇サークル「劇団西一風」に所属。引退後はフリーで活動を始め、2014年4月に旗揚げした「枠縁」に所属し、すべての作品に出演。主な出演作に、したため#2『はだあし』(2011)、アトリエ劇研プロデュース演劇公演『舟歌は遠く離れて』(2014)、下鴨車窓#12『漂着(islsnd)』(2015)など。


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澤雅展(さわまさのり)

1989年生まれ、滋賀県出身。演劇に触れることなく会社員をしていたが、2010年頃に演劇活動を始める。
劇研アクターズラボ「ハナレズ」にて3年活動した後、自身の団体「突抜隊」で役者をする他、劇団外の出演も行っている。主な作品に演劇計画㈼「新・内山」など



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柳 泰葉 (やなぎ やすは)

1993年 京都府生まれ。劇研アクターズラボ+烏丸ストロークロックの公演クラス、ハナレズに参加して以来、演劇活動を続ける。2015年夏にはアトリエ劇研にて行われたC.T.T.の企画で身体表現を使った自身の創作活動を開始。身体から沸き起こるものを模索して、今回のユバチの公演に挑む。



講師紹介

今年度のメイン講師

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田中史明(ディバイジング−創作/イギリス)

アメリカ、シアトルの芸術大学コーニッシュ・カレッジ・オブ・ザ・アーツで、スタニスラフスキー・システムをベースにしたクラッシックな演技と共に、創作や身体表現を学ぶ。卒業後渡英して、ロンドン大学ロイヤル・ハロウェー校及びサリー大学両校大学院で、英国初のフィジカル・シアターのコースを専攻。修士所得後、心身のトレーニングの研究を深める為に、アレクサンダー・テクニークの教師養成学校に入学し、故ショシャナ・カミニッツ氏に師事。3年間のトレーニングを修了して、アレクサンダー・テクニークの教師資格を所得。卒業後は、ロンドンのエセックス大学付属EAST15演劇学校、ダーティングトン芸術大学、プリモス大学等でムーブメントや劇の創作等の講師を務める。

2004年から、ルドル・フラバンの弟子ヴァリ・マイアー氏から個人レッスンを定期的に受け始める。2006年に、ラバンの講師養成コースに招待され、1年間のトレーニングを受ける。トリニティー・ラバン大学元学長でラバンの弟子でもある、故マリオン・ノース氏に師事し、ラバンの教授法等の個人指導を受ける。2010年には、トリニティー・ラバン大学で、コリオロジカル・スタディーのディプロマ・コースに招かれ、ラバンの権威バラリー・プレストン・ダンロップ氏等に師事し、ラバンの理解をいっそう深める。

2014年に日本に帰国。綾部市の過疎地を拠点に、地域振興の活動と共に劇研アクターズラボのスキルアップコースで講師を務める。