劇研アクターズラボ+このしたやみ 劇団そばえ
■概要
指導・演出/このしたやみ
稽古日/基本毎週水曜日
*一部変則的に他の曜日に実施の可能性あり。公演4ヶ月前頃から週2回(水曜、ほか1回)
稽古場所/左京西部いきいき市民活動センターほか
■稽古場ブログ
劇研アクターズラボ+このしたやみ
(劇研担当者による稽古場プログです)
■劇団そばえプロフィール
2017年5月に始まった公演クラス。
年齢、演劇経験の有無に関わらず集まったメンバーからなる。現在、19名在籍。
毎週水曜日の稽古で台本の読解、身体訓練、演劇の技術を学びつつ、一年かけて一つの作品を創作する。
2019年11月には三重県四天王寺スクエアで、同年12月にはポーランドはワルシャワとポズナンで「友達」を再演。
劇団名の「そばえ」は日照雨、戯えとも書く。日照雨はよく虹を作ることから、劇団を通してそれぞれが七色に輝き、虹のような作品をつくる劇団になればと願いを込めつけられた。
このしたやみ
2007年2月、京都府立文化芸術会館にて行われた、Kyoto演劇フェスティバルの実行委員企画として 「傘をどうぞ」「ソウルの落日」という作品を創作する際、初めて、演出 山口浩章、俳優 二口大学、広田ゆうみ という座組みで 取り組みました。その後、同年8月の利賀演劇フェスティバル及び、9月のぶんげいマスターピース競演チェーホフにおいて、 「熊」を上演し、このたび、長期的にこの3人で芝居創りに取り組もうと〈このしたやみ〉を組みました。
〈このしたやみ〉というのは、強い日差しの中、木の下にできる、濃い、しっとりとした影のことです。
昔の人は、そこに何か得体の知れないものが潜んでいると感じたのかもしれません。もしかすると、ぽっかり開いた、 この世ならざるところを感じる隙間だったのかもしれません。
芝居というものは、言葉を使って、言葉では言い表せない何かを表現します。 もやもやとした、はっきりしない、けれど確かにそこにあると感じられるもの。余白の中に潜むもの。
そういう輪郭のはっきりしない何かを掬い上げていきたいと思います。
〈このしたやみ〉 代表 山口浩章
(このしたやみWEBサイトより引用)
講師プロフィール
山口浩章(やまぐち ひろあき)
演出家。このしたやみ代表。
1973年5月生まれ。立命館大学在学中に学生劇団西一風で演劇をはじめる。
卒業後、劇団飛び道具旗揚げに参加。2004年より、演出家としての活動を専門に行い、2007年より二口、広田両名との「このしたやみ」を創作の基盤として活動している
2011年、大阪大学大学院文学部文化表現論演劇学研究室で修士号を取得。
また、同年に利賀演劇人コンクールにおいて「紙風船」で優秀演劇人賞を受賞。
2013年4月よりロシア、サンクトペテルブルク国立舞台芸術アカデミーに留学し、2015年7月に学位を取得し帰国。以後、このしたやみを中心に、他団体での演出も精力的に行っている。
広田ゆうみ(ひろた ゆうみ)
俳優、朗読家。
2006年までユニット〈小さなもうひとつの場所〉にて別役実戯曲を多数上演。現在、演劇ユニット〈このしたやみ〉に参加し、京都を拠点に国内外各地で公演を行っている。他、マレビトの会『血の婚礼』(G.ロルカ作・松田正隆演出)、京都芸術センター十周年記念演劇公演『式典』(三浦基演出)、津あけぼの座クリエーション『葉桜』(岸田國士作・鳴海康平演出)、コンブリ団『カラカラ』(深津篤史作・はせひろいち演出)など外部出演も多数。朗読家として、自らの企画で別役実童話はじめ様々な作品の朗読を行う他、舞踏や合唱、能楽など他分野とも共演。近年は落語にも取り組む。京都若者サポートステーション就労支援事業講師等。朗読劇サークル「読書会」ナビゲーター。ワークショップデザイナー(大阪大学第一期)。
(撮影:西岡真一)
二口大学(ふたくち だいがく)
俳優。
1968年生まれ、京都市在住。同志社大学第三劇場から俳優活動を開始。現在演出家山口浩章、俳優広田ゆうみとともに”このしたやみ”を組み、国内外の近現代戯曲の公演を国内のみならず春川(韓国)、サンクトペテルブルク(ロシア)等でも行う。他にも『fuga#3聞こえる?あなた』(太田省吾作・演出)『ともだちが来た』(鈴江俊郎作・演出)『海と日傘』(松田正隆作・三浦基演出)、鳥の劇場(鳥取)やジョナ・サルズ茂山あきら主宰のNOHO劇団等の外部出演も多数。京都役者落語会メンバー。龍谷大学国際学部、神戸学院大学グローバルコミュニケーション学部非常勤講師。京都府精神保健福祉総合センター講師。京都市若者サポートステーション就労支援講師。第10回関西現代演劇俳優賞受賞。